夏が終わろうとしています。
暑くても9月は夏じゃないと感じるので、残り僅かな夏。
京都には夏の行事がたくさんあって、今年は少し余裕を持って楽しめました。
青紅葉で初夏を迎え、祇園祭で夏本番に沸き、下鴨の足付け神事で心身を清め、そしてお盆。
今年はきれいに見ることが出来た五山の送り火。
田畑の中から眺めた鳥居形の幻想的な炎。
父は無事に帰れただろうか、と少し切ない気持ちになりました。
一つだけ足りないな、と感じたのは花火大会。
夏の夜空に大きく打ち上げられるあの花火を見たかったな。
故郷の青梅の花火大会が大好きだったので、それだけはきっとずっと寂しく思い出すだろうな。
人はどうして夏の終わりをこんなに惜しむのでしょうね。
でもそうこうしているうちにすぐそこに訪れている秋にも上手に心を移せる。
色付く紅葉を心待ちに、秋の味覚を堪能するのももうすぐですね。
少し長めに頂いた夏休みの間は、普段なかなか行けないお店を回ったりもしました。
すごい人がたくさん居るんだな、と純粋に楽しかった。
自由に、縛られず、そして自身を掘り下げるように生きている人に会うと、「よしっ」と明日の自分に小さな勇気が湧いて来ます。
2017年の夏。
最後、夏休みの宿題のように慌ててサンダルを納品しましたが、なかなか良い夏でした。
何だか心が温かい。